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zoom RSS メトロイドプライムバイオニクル〜ロブド・クリスタル〜 第百十五話

<<   作成日時 : 2010/10/17 10:02   >>

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メトロイドプライムバイオニクル〜ロブド・クリスタル〜



第百十五話 《忌まわしき過去  マトロの父と氷の一族》




遠い昔―それはバイオニクル界創世記の頃、呪術的なことを行う一族が存在した


氷の一族、親父の研究だ


親父は生涯をその一族の研究に充て、アイスマウンテンのふもとに研究所を構えていた
生まれてすぐに母親を亡くした俺にとっては、月に1度、親父のもとへ行けるのが何よりの喜びだった




タッ タッ タッ!




ブゥンッ!


ヌジュ「フッ!」




スゥッ!


ヌジュ「ハッ!」




キィィ〜ッ!




バンッ!


マトロ「父ちゃ〜んっ!」




ヌジュ「! マトロ?」




マトロ「父〜ちゃ〜んっ!」




ヌジュ「マ〜トロ〜っ!」




マトロ「ハハッ!」




ズドォォーンッ!!!


マトロ「んな〜〜っ!!!」




ズボッ!


マトロ「ぐへっ!」




ヌジュ「お前また試験管割ったの黙ってたろ!しかもあんなに…!」




サッ


マトロ「バレたぁ?」




ドスドスドスッ


ヌジュ「『バレたぁ?』じゃねぇよ!
あんだけ研究室には近寄るなと言っていただろうが!」


マトロ「わぁ〜っ、ごめんなさいっ!」




マトロ「そういえば父ちゃん何してたの?」


カチャッ


ヌジュ「汗をかいてたのさ
机にかじりついていては、どうも体がなまる」


マトロ「ふ〜ん」




ヌジュ「でもこのぐらいでいいだろ、戻るぞ」


カチャッ


マトロ「あっ アイスブレードだ!」




マトロ「完成したの?」


ヌジュ「あぁ 形だけな」




ヌジュ「そうだマトロ、お前大きくなったらこの研究所を継ぐんだろ?」


マトロ「継がないよ
俺大きくなったらバウンティハンターになるんだもん!」


ヌジュ「…」




ヌジュ「…継ぐんだろ?」


マトロ「継がないよ…」


………




ヌジュ「ま、まぁいい
お前も…非力じゃ困るだろ、今日も稽古つけてやる…っ」


マトロ「父ちゃん泣いてんの?」




ズルズル〜…


ヌジュ「それ持ってみろ」




マトロ「こっ こんな重いの持てないよぉ〜…」


ヌジュ「そんなのも持てないようじゃ、バウンティハンターなんてやめちまえ、そして継げ!」




マトロ「もっ 持ったよぉ〜…!」


ヌジュ「…まぁいいだろ」




ヌジュ「今日お前に教えるのは、氷の一族に伝わる奥義“フリジッド・フィアース・ブリザード”」




ヌジュ「これは彼らが最も使用していたとされる奥義で、簡単に言うと相手を凍結させる技だ」


マトロ「ふ〜ん」




マトロ「でも俺氷なんて作りだせないよ」




マトロ「あれ?父ちゃんは何でできんの?」


ヌジュ「けっ 研究の成果だ」


マトロ「へぇ〜」




ヌジュ「いいから見てろ!フリジッド・フィアースッ!


マトロ「!!!」




ヌジュ「ブリザードォォーッ!!!


ガシャンガシャンガシャンガシャン!!!


マトロ「んぎゃあ〜ぁ シャチホコ!」


スワッ!




ヌジュ「フッ よけたか…」


マトロ「おいっ!」




ヌジュ「まぁ これがどういう技かと言うと…」




ヌジュ「氷の力を武器の先端に集中させ、それを思いきり地面に叩きつける」




ヌジュ「するとこの冷気が地面を通して対象に向かっていく
その間空気中の熱によって地中の冷気が引っ張られ、進行方向を示すように地中から氷の結晶が出てきてしまう」




ヌジュ「そして冷気が対象に当たると、体温と冷気の温度差によって…」




ヌジュ「体がそのまま破裂するか」




ヌジュ「神経回路が全てイカれる」




マトロ「なかなか恐ろしい技だね」


ヌジュ「あぁ だが氷の一族は潜在能力として、多少氷の力を使えたらしい
氷源石でこの技を使えば、それこそ恐ろしい技だ…」




ヌジュ「まっ 分かったろ?あとは練習しとけ」


マトロ「えっ!?それだけ!?」




ヌジュ「ふぅ〜っ」


ポチッ




ドサッ


ラジオ「…の懸命な捜索によって、無事保護されたということです」




ラジオ「続いてのニュースです
昨夜ラヴァル地区にて、強盗殺人とみられる事件が起きました」


ヌジュ「…」




ラジオ「事件が起きたのはラヴァル地区北部在住の、バラエル・モーガスさんの自宅で」


ヌジュ「!!」


ラジオ「モーガスさんを含む、家族ら関係者全員が殺害されており、友人の話によれば、金庫からはモーガスさんが厳重に保管していたとされる、赤い石1つが盗まれており、警察では強盗殺人事件として捜査を進めているということです
モーガスさんは近頃親戚を次々と亡くしていたということで、もしかするとひどく恨みのある者の仕業かもしれませんね
えぇ、恐ろしいことです」




ラジオ「次です…」


ヌジュ「…」




サッ


ヌジュ「マトロ、お前明日一人で遊んでろ」


ガキンッ


マトロ「へぇっ!?」




ヌジュ「父ちゃん明日山に行ってくる、だから一人で待ってろ」




マトロ「んなのやだ!父ちゃんが行くなら俺も行くよ!」


ヌジュ「…」




ヌジュ「アイスマウンテンは子供には危険だ、連れていけない」


マトロ「いやだ!俺だって少しは登ったことある!平気だ!」




ヌジュ「…」




ヌジュ「…分かった
安全なとこまでな」


マトロ「やったぁ〜っ!」




親父と出掛けるなんて本当に久しぶりのことだった
だからこの時の俺は、親父とアイスマウンテンに登れることが楽しみで仕方なかった




…そうして俺たちは、山へ入った






次回予告



第百十六話 『忌まわしき過去  ドクター・オクトパスの野望』



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内 容 ニックネーム/日時
本編の補足ですが、マトロはヌジュから氷の一族についていろいろ聞かされており、氷源石等彼らのことについて多少知識があります。
またラジオでは、バイオニクル界ですが、分かりやすいようにあえて‘警察’という単語を使用しています。
すでにいろいろ勘付かれていると思いますが、オチを言うのはやめてくださいね。
yu-hi
2010/10/17 10:09

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